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発信主義。:「抱えるくらいなら、発信【発進】せよ」 **** mistyの目に映る様々な社会現象を、考察・検討を通してグダグダ考えましょう。

フルハウスは嗤う

   

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Perfume、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ

久々に書くのはこんなネタです。笑 でも重要だと思います!

@Perfume、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ

 
 日本の音楽業界が、長らく”国内閉鎖的”であるのは、指摘されるまでもない事実でした。

いわば、日本は、音楽をアメリカ圏やイギリス圏から輸入することには長けているけど、輸出が全く育たない、日本のアーティストは日本で終わるというのが、定番中の定番でした。 日本で屈指のセールス(というより、CDセールス1作800万枚というのは、日本一)を誇り、決して海外のアーティストに引けをとらない(と考えられる)宇多田ヒカルが、海外進出にどれだけ苦心しているかを見ても、わかると思います。

 日本の音楽が、なぜ海外で売れないか、それは様々の考察を必要とするでしょう。あくまで印象論にすぎませんが、しかし、それでも日本の音楽界が”イメージ作り”で中々結果を残せていなかった、というのは確認してよいことだと思います。

 話が逸れるようにも思われるかもしれませんが、2009年のPerfumeの「ポリリズム」、「チョコーレート・ディスコ」をはじめ、アルバム「GAME」のサウンドは、アイドルファンからのアクションというより、”耳の肥えた人たちからの”アクションが、とても大きかったように思われます。 そして筆者もその一人です。

 テクノサウンドとポップサウンドの要素を大胆に組み合わせる、そしてそれを、独特の”カワイさ”と言わしめる彼女らのプロモートは、とても目を見張るものがありました。それは、従来までの日本の音楽を、確実に変えるものがありました。

 しかし、Perfumeは二作目「(トライアングル)より以降、失速してしまいます。

この記事の続きを書くのが面倒臭くなってきたので(笑)、結論を先取りして言います。笑

 それは、きゃりーぱみゅぱみゅは、”セカイの中のニッポン=Japan”の音楽として、まずまず売れるだろうということでdす。そしてそこから、日本音楽の世界進出への途が開かれる可能性が、やっと作れるということです。

 どういうことか。それは、きゃりーの楽曲/パフォーマンスが、以下の3つの条件をすべて満たしているからです。

(1)”クール・ジャパン”の認識の拡がり
(2)インターネット・グローバルの活用
(3)”新鮮なジャパン像”の獲得


 冒頭でPerfumeの話題を出したのは、(3)の条件に当たります。 Perfumeときゃりー両方の楽曲プロデュース(並びに歌詞)を手掛ける中田ヤスタカのサウンドは、確固として、世界の音楽にひけをとらない、レヴェルにあったことです。
 詳細は省きますが、そもそもテクノは、80年代ヨーロッパに誕生しました。しかし90年代になると、海外/国内 の状況共に、このジャンルはあっという間に姿を消してしまいます。 それを新たな日本という異郷の地でよみがえらせたのが彼です。 シンプルなコードに未来的/オシャレなサウンドを乗っけて、そしてそれをなおポップミュージックに乗せるということで、テクノポップという新たな形態が生まれました。
 (1)の条件にもつながるのですが、例えばPerfumeの「ポリリズム」を例にとればわかるように、中田ヤスタカの楽曲は、上述のサウンド面に限らず、ミュージック・ビデオ/視覚効果に関しても、”クールでキュート”と形容されるような新しいアイドルを歌い手として前面に押し出して、”オシャレでカワいい”像の獲得に成功しています。

 現在のPerfumeは、「日本の・アイドルの」枠の中に位置づけられます。 そして、日本のアイドルの枠は、AKB48が違う形で席巻していきました。 AKBがいる限り、この枠の中では、あくまで”たくさんの日本アイドルの中の一つ”として、彼女らは認識されるにすぎません。

 Perfumeは、(3)”(日本発としての)新しさ”を獲得したにもかかわらず、結局フィールドは国内(しかも新規参入の激しくなった所に)にならざるをえなかった。 それは端的に言えば、(2)の、プロモートの仕方の違いにあります。

 以下を比べてください。共に5/13時点での再生回数と、そのリンク先です。

Perfume - Chocolate Disco(チョコレイト・ディスコ)  1,328,711
http://www.youtube.com/watch?v=eoM665paLKM

きゃりーぱみゅぱみゅ - つけまつける  17,636,078
http://www.youtube.com/watch?v=NLy4cvRx7Vc


Perfumeは国内で高いセールスを誇った楽曲にもかかわらず、Youtubeでの再生回数は130万回数程度。それに比べ、きゃりーの「つけまつけるは」国内でのCDセールスこそ微妙だったにもかかわらず、その再生回数は1700万回数以上。 

 きゃりーの楽曲の展開は、インターネット特にYoutubeやiTunesといった、グローバルに広がっているメディアの活用にあります。それが如実にこの再生回数の違いに表れている。

 最近の曲の”聴き方”の主流が、もはやネットにあるということを上手く利用しています。

 ついでにいうと、AKB48に関しては、(3)の点が引っかかっています。 つまり、日本の伝統的なアイドルソングの音をそのまま踏襲しているので、海外の”耳の肥えたリスナー”の目に留まるかどうかは極めて怪しいということです。 当たり前のことかもしれませんが、アイドルは音楽を中心として活動している(アーティスト)わけでも何でもないので、音楽的には、海外の人がAKB48の曲を聴いても、「日本ではこんな楽曲が流行っているらしい」に留まるでしょう。 AKBは、あくまで観照材として出したに過ぎないので、ご注意を。

 以上駆け足でしたが、僕は何となく、”日本の音楽のミライ”を、きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲に見ています。
 3者をもう一度整理するとこういうことです。

Perfume  (1)〇 (2)× (3)〇(”クールでかつカワいい”日本の先駆者)
AKB48 (1)〇 (2)△ (3)×(日本伝統の曲の作り方を円環しているに留まる)
きゃりーぱみゅぱみゅ (1)〇 (2)〇 (3) 〇

 要するに、(1)日本”発”という必要最低限の要素が受けいられる態勢を、どこまで備えているか。
それに関しては、圧倒的に新鮮だったPerfume、”日本のカワいい=萌え”の頂点的存在であるAKB48、Perfumeのスタイルをそのまま踏襲しているきゃりーぱみゅぱみゅ、何れともOKです。

 (2)では、売り方が、現代的=時代の流れに沿っているか。 Perfumeはまず日本での成功というのが目標にあったため、その点では使い古したメディアをそのまま利用して今の彼女たちのステータスを築いてきたことが、逆にこれからの彼女らには負担になるかもしれません。きゃりー、AKBに関しては、差異はありながらも、各々、国内/海外 という二面的な視点をもってプロモーションにのぞんでいるといえます。

 (3)では、Perfume/きゃりー (引いては中田ヤスタカ氏)が、”海外”という同じフィールド枠内で戦えるだけのチカラ=刷新された日本のイメージを打ち出して成功している片方で、AKBはまだ楽曲面においては「日本のものを”そのまま”世界に売っていこう」としてしまっている点で、微妙です。

以上!

misty @

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音楽をはじめとした、「芸術・文化」の在り方を検討して、そこから日本社会のあるべき構造を考え出していくのを目的としています!
私にとっては、新しい試みです。

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misty
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男性
誕生日:
1989/03/19
職業:
学生
趣味:
読書/音楽鑑賞/音楽制作/小説執筆/美術館巡り
自己紹介:
学生をやっております。
*好きなモノ・コト
自分哲学すること。
音楽を聴くこと、観ること、演ること、造ること。
映画鑑賞。静かな空間。くたびれた電車の中。美術館。
江國香織。遠藤周作。田口ランディ。

*苦手なモノ・コト
喧噪。口論。理論づくしの人。
早起き。健康的な生活。
デスメタル。精神性のない形骸的ロック。


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