忍者ブログ

発信主義。:「抱えるくらいなら、発信【発進】せよ」 **** mistyの目に映る様々な社会現象を、考察・検討を通してグダグダ考えましょう。

フルハウスは嗤う

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

問題解決―科学、哲学、宗教―

どうも、mistyです!

@問題解決―科学、哲学、宗教―

1、諸前提
 私たち人間社会において行われること、行われるべきこと、好んで行われることは、すなわち

①何らかについての(社会的)諸問題に対して、②解決を実行すること

であると、私は考える。これを本稿では単純に「問題解決」と圧縮しておこう。
勿論、人間社会は様々な側面を持つものであるから、一概に問題解決だけがその本質ではない。しかし、問題解決の領域が相当広範であることは、うなずかざるをえないと考えられる。

問題解決=①何らかについての(社会的)諸問題に対して、②解決を実行すること

と抽象的に定義したが、もう少し細かく明らかにしておこう。

まず①の部分に関して。
 私たちが生きるこの・社会には、ありとあらゆる問題が横行していたり、潜んでいたりする。
また、「これは問題だ」と、人が意図的にある事物を「問題」への変換することもある。A君がクラス中のみんなからいじめられていることが発生したら、A君をとりまく家族や教師、学校などが当事者となって、「これはゆゆしき問題である」と宣告する。おそらく、その宣告の時点から、A君がいじめられているという「単なる事実」は当事者の作為的意図によって、「問題」へとその質を発展させる。

また、「殺人はダメ!絶対」というように、かなり古くからの慣習の影響も大きくあって、問題の領域に確定されるものもある。

要するに、社会的諸問題はどのように発生するのか、何が(どのような”現象”が)問題視されるのか、問題となる原因・背景は何なのか、の基礎的な考察・検討が必要とされるのである。

 例えば私が右腕を骨折したとしよう。これはかなり分かりやすい事例であって、骨折をほっておいたら悪化するのは社会の”常識中の常識”であるから、かならずお医者さんのお世話になる。 私やお医者さんが「骨折したこと」を「問題」と視ることによって直ちに、この現象の処理は進行することになる(X線を撮られた後、ギプスをはめて全治3週間と言われる…。)

これが、派遣切り、という現象についてであると、複雑性を呈してくる。 どのような経営判断があったのか、その人の収入状況はどれくらいなのか、精神的ダメージの程は…。 これらの考察を一つ一つ吟味して確定していくことで、「問題化」の処理が進行していくことになる。

 何が問題となるのか、がポイントである。

次に、②について。
①の処理によって確定された問題を、どのように解決するのか。
 先の例え話でいけば、骨折した現象に対しては、お医者さんという専門家の判断・技術の応用等の行為があって初めて、骨折は回復するに至る。
 問題の、解決方法を思考する。そしてできる限り最良の策を選び出し、それを行動に移す。
これが②のステップである。

派遣切りの問題であったら、社会保障の観点から、生活保護をどの程度受けさせるのか、親類の支援は、などといったネットワーク上での解決が試みられるであろう。

 私たち人間社会は、往々にしてこの問題解決の場面に出くわし、または自ら作りだす。
その時、科学・哲学・宗教の3者は、一体どの程度、この問題解決に役割を果たしてあるのだろうか、というのが本稿の記す所であるテーマである。

2、科学


(※続く)

拍手[0回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア


音楽をはじめとした、「芸術・文化」の在り方を検討して、そこから日本社会のあるべき構造を考え出していくのを目的としています!
私にとっては、新しい試みです。

最新コメント

[05/19 backlink service]
[05/05 Kame]
[09/27 misty]
[09/27 A子]
[07/07 misty]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
misty
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/03/19
職業:
学生
趣味:
読書/音楽鑑賞/音楽制作/小説執筆/美術館巡り
自己紹介:
学生をやっております。
*好きなモノ・コト
自分哲学すること。
音楽を聴くこと、観ること、演ること、造ること。
映画鑑賞。静かな空間。くたびれた電車の中。美術館。
江國香織。遠藤周作。田口ランディ。

*苦手なモノ・コト
喧噪。口論。理論づくしの人。
早起き。健康的な生活。
デスメタル。精神性のない形骸的ロック。


バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析

カウンター

Copyright ©  -- フルハウスは嗤う --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]