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発信主義。:「抱えるくらいなら、発信【発進】せよ」 **** mistyの目に映る様々な社会現象を、考察・検討を通してグダグダ考えましょう。

フルハウスは嗤う

   

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自己批判システム

こんぱら!

久々に、フルハウスは嗤うらしい記事を、投稿してみむとす\(^o^)/

@自己批判システム

1.前提
 ヒト/モノなどの対象が、どうやったら改善するのか、ということを、影響関係―例えば<私>と<他者>からなる相互影響関係―の観点から考えたとき、

やっぱり、一番分かりやすいのは、人から、「お前、そこはおかしいんじゃない?」とか、「ここはこうすればいいよ」と指摘されたりアドバイスを受けたりなど、<他者>からの影響を受けるということである。

このことには、以下の事柄を大前提として含んでいるー。すなわち、

「自分のことは自分では見づらい」

物理的な意味においても、精神的な意味においても、その他包括的な意味において、そうなのである。

 物理的な意味合いにおける上記の概念を試しに見ておこう。人は、自分の顔面を直視することは一生ない。 鏡があるじゃん! といっても、それは左右が逆で、しかもその鏡面のクオリティ如何によってかなり規定される、文字通りの<虚像>である。実体ではない。

おそらく、<私>の顔面は、何人もの<他者>が直接的に、かつ的確に見ている―この<私>一人を除いて。

 同じように、精神的な意味合いにおいても、私たちは自分のことを分かってるようで実は全然分かっていない。他人に「お前はおっとりな性格なんだよ」と指摘されて、「そうなのか!」と衝撃を受けるくらいである。自分のことは、近視のおかげで、<思っているよりも見えていない>。


だから、<他者>の存在はとてもありがたい存在なのである―。ハネた髪を指摘してくれる<他者>、叱ってくれる<他者>、諸々の<他者>。

2.本論
しかし。 (本論はここからであるのだが)

 現代社会においては、人は、自分のことは自分で管理しなさい、とよく言われるようになったし、実際にもそうなってきている。 「自己責任の原則」はもちろん、自分のことは自分「一人」でできなきゃ恥! ということが、いわば世の中の常識と化している。


マ、マジで?  自分はこんなにも見づらいものなのに??

そこで出てくるのが、「自己批判システム」という、筆者が勝手に命名した装置である。

大学を例にとってみよう。 昨今の大学の講義では、必ずと言っていいほど、「授業評価アンケート」なるものが配られる。

それはどういうものなのかというと、例えば

「1.この半年間の講義は、面白かったですか? 2.講義のどのあたりがつまらないと感じましたか? 3.教師の指導は適切でしたか?」 などといったウンザリする質問項目が延々と続く、実にタイクツな代物である。

 諸々の講義を―単位を撮るために―受けた大学生は、任意でこの授業評価アンケートを記入し、最後の授業時にちっぽけな箱に入れてその場を立ち去る。

 さて、この回収された授業評価アンケートは、もれなく担当教員の所に哀しくも行き渡り、「先生の話す声が聞きとりづらくて…」などと書いた無残なそれを眺めながら、彼らはその集計結果をネット等に公開する。

そして、一個下の学年が、そのよくまとめられた集計結果を見て、「あぁこの講義は、86人の受講生の内56人の人が『大変面白い』と感じたのか…」などと呟く。また、教師もその集計結果をもとに、自分の教育方法の反省材料にし、「来年の授業は、もっと声を張るぞ!」などと息づいたりする。

この大学の講義の話で伝えたかったのは、以下のことである。

「今年度の講義内容が、学生たちによって評価され、それを元に担当教員は来年度の講義に活かす」

という仕組みに授業評価アンケートが加担しているということである。

この、授業評価アンケート制度を取り入れることを予定しているという点において、私は、昨今の大学の講義の仕組みを「自己批判システム」の一つに数え上げている。

 「自己批判システム」とは、簡単にいえば、

自分が自分をちゃんと見れるようにしておく仕組み

のことである。 上記の大学講義での授業評価アンケートの例で言えば、

「講義(内容)が自分自身をちゃんと批判―厳しく考察すること―できるようにしておく仕組み」

ということになる。

 もちろん、生徒達が自発的に、「先生ーもっと分かりやすく教えてよ!」と言ってくれれば、こんな面倒くさい
―しかも往々にして悲惨たる―制度は要らない。 しかし、筆者の知ってる限りでの大学生徒というのは、何というか、こう、冷めているのだ! ドラマや映画で出てくるような積極性を持っていない。

生徒達が自発的に教師に悪い点を諭してくれる― <他者>が<私>に影響をしてくれる。

 しかし、中々そんなことが望めない中で、<私>が<私>に影響を及ぼす「自己批判システム」は、一般社会に産まれてきたのではないか。 筆者はそう考える。

 鏡は、最たる例だ。 ファッションチェックは、勿論友人やショップ店員さんの<声>が非常に大事だが、まずは自分の服装を鏡で確かめるのではなかろうか。 うーん…この帽子はやっぱおかしいな、とか、あれは自分で自分をなるべく見るための、装置の一つなのである(と私は考える)。
 先ほどにも述べた通り、鏡に映る像は、「虚」像でしかない。しかし左右反対のその像は、うまく利用―頭の中でこれは左右逆なんだよなとか再確認することによって、或いは習慣的・反射的に―することによって、<私>の批判/改善を促してくれる。

 自己啓発本のブーム。 自己啓発本は、自分のことを本の中で再発見し、自分を批判し改善するための書物である。本を通して、<私>は<私>に影響する。
 正直、本は<他者>であるといえなくともないのだが、一応自己啓発本は先ほどの鏡のような媒介機能を以てして、最終的には<私>・自分が<私>・自分をよく見えるように手を差し伸べてくれるのだ。

 これが、自己批判システムである。

 気が付けば、至る所に、自己批判システムは存在する。大学機構、鏡、自己啓発本、諸々のSNSの日記、「イイネ!」etc…。

3.結論
これらは、個人主義―<個>が<個>として、集団の中から切り離されて<個>として生きなさい!と半ば放逐されて、<個>として生きていこうとする傾向・考え―が採用される中で、

自分・<私>がよりよく生きていきたい、そのためには、

自分を自分でもっとよく見れる/批判できる/改善できるようになりたい・<他者>の手を煩わせなくても

と考える中で産出された、現代社会の様相を如実に映し出している。それが「自己批判システム」である。

misty @ 

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誕生日:
1989/03/19
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読書/音楽鑑賞/音楽制作/小説執筆/美術館巡り
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学生をやっております。
*好きなモノ・コト
自分哲学すること。
音楽を聴くこと、観ること、演ること、造ること。
映画鑑賞。静かな空間。くたびれた電車の中。美術館。
江國香織。遠藤周作。田口ランディ。

*苦手なモノ・コト
喧噪。口論。理論づくしの人。
早起き。健康的な生活。
デスメタル。精神性のない形骸的ロック。


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